大リーグ:ヤクルトの青木宣親 ブルワーズと2年契約合意
【ニューヨーク小坂大】米大リーグ・ブルワーズは17日、ポスティングシステム(入札制度)で独占交渉権を得ていたヤクルトの青木宣親外野手(30)と2年契約を結んだと発表した。3年目の2014年は球団側に契約選択権がある。年俸は明らかにされていない。
青木は早大からドラフト4巡目で04年にヤクルトへ入団し、首位打者を3回獲得、05年と10年にはシーズン200安打に到達した屈指の左打者。しかし、ブルワーズは日本の実績が、ただちに大リーグで通じるとは考えておらず、8日に米アリゾナ州の春季キャンプ地に青木を呼んで異例のテストを実施した。
ブルワーズのメルビン・ゼネラルマネジャーは地元メディアに「青木は使い道のある選手。外野手の層を厚くしてくれると思う」と語った。ただし、具体的な役割は「春季キャンプで試合を見るまでは分からない」と、慎重な見方を崩さなかった。
ナ・リーグ中地区に所属して昨季、29年ぶりに地区優勝したブルワーズは、250万ドル(約1億9500万円)で青木との独占交渉権を獲得。この日が30日間の交渉期限だった。今オフに入札制度で大リーグ移籍が実現したのは青木が初めてで、外野手では00年オフのイチロー(マリナーズ)以来となる。
毎日新聞 2012年1月18日 7時51分(最終更新 1月18日 9時55分)
こんにちは、yabby。です。
青木選手、ようやく決まったみたいですね。まずはほっとしています。
具体的な話はまた夜にでも。
じゃ、また。
*追記*
青木本人に関しては、活躍してもらいたいと願うばかりです。
なので一旦置いといて、スワローズの2012シーズンを考えてみたいと思います。
まずは新戦力から。
昨年まで台湾でプレーしていた、オーランド・ロマン投手を獲得しました。
以下、公式サイトより引用です。
オーランド・ロマン投手と契約
2012年01月13日
13日、2012年シーズンの新戦力として、前兄弟エレファンツ(台湾)のオーランド・ロマン投手と契約を締結いたしました。
ロマン投手は、1999年ドラフト31位(全体946位)でニューヨーク・メッツに入団し、2009年まで2A、3Aなどでプレー。メジャー経験こそありませんでしたが、2006年、09年にはワールド・ベースボール・クラシックのプエルトリコ代表に選出されています。
2010年より台湾プロ野球・兄弟エレファンツに活躍の場を移すと、いきなり奪三振王を獲得。2年目の昨シーズンは奪三振王に加え、最多勝(16勝)、ベストナインに選ばれるなど、輝かしい結果を残しました。昨年マークした自己最速156キロのストレートに加え、スライダー、シンカー、チェンジアップと変化球も豊富で、スワローズでも活躍が大いに期待されます。
ロマン投手について、この日会見を行った奥村政之編成部国際担当は、「2年で400イニングほど(2010年193、2011年203.2)を投げており、先発、リリーフで投げられる持久力があって、理想像にぴったりでした。140キロを超える真っ直ぐに“剛腕”に魅力を感じています。性格もチームプレーヤーであり、条件関係なく是非やらせてほしいという男気がある」と右腕を評価。
ロマン投手も「日本でプレーできることを本当に嬉しく思います。この素晴らしい機会を下さったヤクルトスワローズに感謝しています。台湾で残したような成績を日本でも残せるよう、一生懸命頑張りたいと思います」とコメントを発表しています。
【ロマン投手の経歴】
選手名:ORLANDO BRUNO ROMAN(オーランド・ブルーノ・ロマン)
登録名:オーランド・ロマン
呼称・表示:ロマン
生年月日:1978年11月28日(来季34歳)
身長/体重:185センチ/102キロ
出身地:プエルトリコ米国自治連邦区バヤモン
出身校:インディアンヒルズ・コミュニティ大学(アイオワ州)
投打:右投/右打
守備位置:投手
背番号:53
前所属球団:兄弟エレファンツ(台湾)
【ロマン投手の通算成績】
◆マイナーリーグ通算
363試合登板 44勝43敗71セーブ 防御率3.79
◆台湾(CPBL)リーグ通算
65試合登板 28勝13敗0セーブ 防御率3.20
【備考】
1999年 ドラフト31位(全体946位)でニューヨーク・メッツ入団
2006年 ワールド・ベースボール・クラシック:プエルトリコ代表選出
2009年 ワールド・ベースボール・クラシック:プエルトリコ代表選出
2010年 CPBL・台湾プロ野球:奪三振王(142)
2011年 CPBL・台湾プロ野球:奪三振王(161)、最多勝(16)、月間MVP(9・10月)、ベストナイン、ゴールデングラブ
先発、リリーフともにこなせるタイプとのことです。
台湾ではかなり実績を残したようですが、日本ではどうでしょうか。
さてロマンが一軍入りするためには、まず外国人選手枠争いに勝つ必要があります。
今のところ、これを争うのは5人。林昌勇、バーネット、バレンティン、ミレッジ、ロマンですね。
故障等がなければ、林昌勇はまず確定でしょう。昨年の実績を見ればバーネットも頭一つ抜けています。
一方で、バレンティンには不安が残ります。昨年の総括でも書いた通り、研究が進んだ今季に昨季終盤より成績が落ちるようであればほぼ使い物にならないでしょう。
バレンティン自身が日本の投手を研究して、大きく改善されれば文句ないのですが。
ミレッジとロマンについては新戦力であるため何とも言えませんが、チーム事情を考慮すればミレッジが戦力となる方がありがたいですね。
それから、こちらは素直に嬉しいニュース。
血行障害の手術を受けた館山ですが、思った以上に順調な回復を見せているようです。
リハビリの計画を前倒しして、キャンプ初日からブルペンに入ることもできそうだとか。
開幕ローテに間に合うのであれば、どんな補強よりも心強いですね!
一方、同じ血行障害で手術した久古は契約更改以来音沙汰なし。心配です。
あと、七條と上野(育成枠)がインフルエンザに感染したとか。
今年も病魔に苦しめられる一年になるのでしょうか。今から不安たらたらです。
今日はこんなところでしょうか。じゃ、また。
コメント
テストまで受けさせられて何だか扱いが酷いと感じましたが、入団出来たらもう大暴れしてオーナーとかに「獲得して良かった」、「入団テストなんてさせて悪かった」と言わせて欲しいですね。
新外国人投手ロマン、期待できそうですね。活躍してロマン・かがやく・・・みたいな。
エステールがロマンの勝利投手賞で神宮限定でスポンサーになったり(笑
青木はまぁ、評価が低いのは残念ですね。
日本人野手の失敗が相次いだことと、青木自身もレギュラー定着後初めて3割を切るなど不調だったことを思えば仕方ないところでしょう。
能力の高さは誰よりも我々が知っていますので、何としても低評価をくつがえしてもらいたいものです。
ロマンに関してはどうですかね。文字通りロマンあふれる選手なんでしょうか。
由規の出遅れは必至の状況ですので、先発枠に入ってくる可能性はありそうですが、まずは外国人枠との争いになります。
名前つながりでスポンサーがつくぐらい活躍してもらえると嬉しいです。
そういえば、「ジャイアン」赤川がドラえもんに出たいと発言したとか。
テレビ朝日も肯定的に考えてくれてるようですが、さすがにハードルは高そうです。
チームの日本一に加え、最多勝かなんか獲るぐらいじゃないと難しいと思います。
目標を高く持つことはいいことですので、是非とも頑張ってもらいたいものです。
それでは、失礼いたします。
自分は全然知らない選手だったので、ちょっと調べてみましたが、
先発、リリーフともに経験はあるものの、リリーフ起用での成績は悪いようです。
あと、デッドボールが多い。横の変化球が多いのか、単なるノーコンなのか不明ですが、
リリーフでの四球率も高いので、コントロールに難があるのかも。
なぜか先発だと、あまり四死球を出してないのが不思議というデータでした。
あと、実質2A暮らしですね。
3Aは恐らくメキシカンリーグだと思うので、2Aと同じかそれ以下だと思います。
台湾球界もそのレベルだと思うので、期待はしない方が後々気持ちとして楽かも。
あと、登場曲が米米クラブの「浪漫飛行」らしいですよ…
>青木
青木の評価が低いというより、これまでの選手が過大評価だったのかも。
お金のない球団に交渉権を獲得されたことが始まりかも知れませんが、
控え外野手に億以上の金を出す方がすごいと思います。
(よりメジャーの球に近い)統一球でも3割3分ぐらい打ってれば話は違ったかも。
ボールの変更によって、3割を切ったのが青木にとって致命傷だと思います。
かと言って、統一球じゃなければ、日本での成績は参考程度にしか見られないでしょうし。
逆を言えば、統一球(メジャーの球)でも2割9分を打てることを忘れないで欲しいですね。
ただ、ポジション争いをするモーガンが、守備・走塁麺で青木では勝てないレベルな事。
でも、どこかの誰かのように、金銭面や起用法が不満で戻ってくるような事がなく
自分で掴み取るつもりでいるのが素晴らしいと思いますね。
ちなみに、「入団テスト」なんて扱いだと、嫌な感じがしますが、
そう銘打った形式でなくても、大半の選手はテストされてます。
長谷川もピッチングを見られて、首脳陣が微妙な反応だったらしいですよ。
彼の場合は、英会話が流暢だったからよかったんでしょうけど……
モーガンとのツープラトン起用で、2割8分ぐらい残せるなら成功だと思います。
それだけの数字を残せるならメジャーでフルシーズン、ベンチ入りできるでしょうし。
ロマンは今のところ、あまり大きな期待はしていません。
由規が戻ってくるまでのつなぎにしても、誰かを外してまで外国人枠に残す理由があるかどうか…
偶然と言えば偶然ですが、ブルワーズでの青木と立ち位置は似ているかもしれません。
登場曲は「浪漫飛行」ですか。一部ではC-C-Bの「ロマンティックが止まらない」では?という話もありましたが、そっちよりはマシかなぁ、と。
日本人野手が過大評価だったのでは?というご意見は納得できます。イチロー、松井秀喜のインパクトが強すぎた感じがしますね。
壁は相当高そうですが、青木の技術をもってすれば越えられないことはないと信じています。
今後、野手のMLB移籍は厳しくなりそうですね。中村剛也なら可能性あるのでしょうか?
それでは、失礼いたします。