こんにちは、yabby。です。
今日はスワローズの来季展望をつらつら書いてみたいと思います。

*先発投手
まず、最大の悩みは故障者ですね。
館山は先日血行障害の手術を受け、全治4~5か月とのこと。3か月後には投球を再開できそうなので、順調にいけば来季開幕にぎりぎり間に合うか?というところのようです。
由規も右肩痛で離脱中。ブルペンでの投球は再開しているとの報道もあります。
さらに山本斉も右ひじを骨折していたそうで、年内にキャッチボールを再開できるかどうか?というところだそうです。

以上3名を除くと、来季の開幕ローテは石川・村中・増渕・赤川までほぼ確定。
残り2枠は七條、中澤、日高、平井などで争うことになりそうです。
ドラフト5位の中根が割って入るようだと面白くなりそうです。
補強も考えられますが、例によって国内の争奪戦に参加する可能性は低そう。
青木の移籍金を元手に、海外から補強する線が濃厚ではないでしょうか。
故障者が戻ってくるのが一番早いんですがねぇ…

*リリーフ投手
先発投手に比べると、不安材料は少なそうに見えます。
クローザーに林昌勇、セットアッパーにバーネット、松岡、押本、ロングリリーフに松井光介。
ベテランの橋本、若手の山本哲哉らも候補ですし、ドラフト2位の木谷も指名あいさつの時「リリーフとして期待している」と言われたそうです。

…しかし、実は大きな問題点が一つ。
ここまで挙げた投手は全員右投げ。左腕リリーフが圧倒的に不足しています。
その一番手であるはずの久古は、シーズン終了後に血行障害が発覚。
手術は11/21だったそうで、館山と同じく全治4~5か月。来季開幕に間に合うかは経過次第でしょうか。
そういえば、館山も久古も「群馬県館林市の病院」で手術していますね。血行障害の権威でもいらっしゃるのでしょうか?
久古以外の候補はといえば、渡辺や加藤の名前が挙がる程度。実績ある左腕リリーフが2枚(佐藤賢、石井弘寿)引退してしまったのも痛手です。
途中入団の岡本も、実績を挙げられないまま解雇となりました。
先発候補で名前を挙げた日高なんかも、できればブルペンに残したいのが本音ですね。
ドラフト4位の太田に、いきなり「久古2世」を期待しなければいけないのが辛いところです。

*野手
こちらはなんといっても、青木の穴をどう埋めるか?が課題となります。
まぁそうはいっても、一人で簡単に埋められるわけもありません。全員がレベルアップして埋めるしかありませんね。
では、ポジション別に見ていきましょう。

・捕手
 今季のレギュラーは相川、控えに川本・福川。
 中村が伸び悩んでいますね。肩はレギュラークラスなので、打撃とリードを磨くしかないでしょう。

・内野手
 今季のレギュラーはホワイトセル/畠山、田中、宮本、川端。来季は畠山を一塁に固定するでしょう。
 川端は来季には間に合うでしょうが、ショートとしては守備に難があります。
 サード川端、ショート山田が理想でしょうか。
 宮本は年齢もありますが、「代打の切り札」もスワローズに欠けているポジション。
 2000本までは残り25本。代打専念でも来季中に到達できるはずです。
 控えは武内、森岡、三輪など。武内は石川から選手会長を引き継ぎ、来季に賭ける思いは強そうです。
 宮本曰く「キャプテンは内野にいるのが理想」だそうですが、今のチーム事情では難しそうです。
 畠山を三塁や外野に追いやってでも使いたいと思わせる活躍を期待したいですね。

・外野手
 今季のレギュラーは畠山/?、青木、バレンティン。左翼は最後まで悩みました。
 新外国人候補と言われるミレッジは、主にセンターを守っていたようです。
 丹依悠。様の解説によれば一、二番タイプとのことで、一番・センターにすんなり嵌れば問題ないのですが…

 そして、さらなる問題がバレンティン。
 本来であれば今季の本塁打王を外す理由などないのですが、いかんせん後半の成績がしょっぱすぎました。
 計算してみると、交流戦前までの成績が83打数32安打.386、13本、20打点、17三振。
 その後の成績が403打数79安打.196、18本、56打点、114三振。
 研究が進んだことを考えれば、後半戦の成績を元に評価せざるをえないでしょう。
 下位ならまだしも、中軸を任せるわけにはとてもいきませんね。

 控えは福地、飯原、上田など。昨季15本塁打の飯原を始め、武内やユウイチのなど強打者タイプの選手が大きく伸び悩んだのが痛手でした。
 若手では打者転向でイースタン首位打者の高井雄平、ドラフト3位の比屋根などに期待ですね。ドラ1の川上はまだ厳しいでしょうか。

以上を踏まえると、「来季の個人的理想の開幕メンバー」はこんな感じになるでしょうか。

(中)ミレッジ
(二)田中
(三)川端
(左)畠山
(一)武内
(右)上田
(捕)相川
(遊)山田
(投)石川

先発その他:村中、増渕、赤川、七條、(新外国人)
リリーフ:松井光介、日高、押本、松岡、バーネット、林昌勇

捕手控え:中村
内野控え:宮本、森岡、三輪、藤本
外野控え:バレンティン、飯原、福地

現状ではこのぐらい。館山、由規、久古が間に合えば真に理想のメンバーになりますね。
オフの間に、補強などでどこまで戦力を上げられるでしょうか?

今年はこんなところですかね。じゃ、また。

*追記*
早速、新戦力獲得の報告がありました!
http://www.yakult-swallows.co.jp/information/detail.php?article_seq=14258
選手獲得のお知らせ
2011年11月24日

水田圭介選手(中日ドラゴンズ)、阿部健太投手(阪神タイガース)、正田樹投手(新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ)の獲得に関して、各選手と基本的合意に至りました。

いずれもトライアウトからですね。
水田は内野手。二塁・三塁・遊撃どこでも守れるようです。
阿部は右投手。主に中継ぎで、2008年には32試合に登板しています。
正田は左投手。99年のファイターズドラフト1位ですね。
各選手とも頑張ってください!

どうでもいいけど、Wikipediaの更新は早いなぁ。もう反映されています。
じゃ、また。

コメント

prae
2011年11月25日1:46

総括お疲れ様でした。かなり盛りだくさんの記事で楽しめました。
個人的な来年の展望も少し。

先発陣
石川、赤川、村中、増渕までは自分も確定だと思います。館山、由規も楽観的ですが間に合うでしょう。
残り2人ですが、ジオ獲得の噂が出ていますが、ここを取れると大きいですね。ジオは中4も行けるようですし。
中根は怪我から復帰しており、かなりいい状況ですので即戦力先発としても期待できるかもしれません。
七條の復調などで、万が一先発が余るなどと言う事があれば個人的には村中の中継ぎ転向も面白いなぁとは思っています。
先発の一角として大事なポジションと言うのは理解してはいるのですが、左不足であることや、後半のスタミナ不足、CSで見た中継ぎ適正を見て・・・と言う感じですね。
あくまで石川、館山、由規、赤川の他に2人の安定した先発が揃う事が絶対条件ではあるのですが。
因みに「群馬県館林市の病院」はスポーツ関係の最先端医療施設があるとのこと、プロ野球選手は皆こぞって(?)ここに行くと聞きますね。

野手陣
確かホワイトセルは既に戦力外通知を受けている筈です、こうなると畠山のバックアップが武内、ユウイチしか居ない事が後々に響いてきそうな気がします。
内野のレギュラー争いに森岡、山田が加わると少し面白くなってきます。浩康は出塁率を5分程度は上げなければ厳しいですね。
外野陣は青木が抜けてスカスカになってしまいますが、上田、飯原、バレ、雄平、福地、来るのであればミレッジで争う事になりそうです。
特に下位打線に左が足りないので、雄平が戦力になればかなり大きいです。

来年のスタメン候補ですが
8上田
4田中浩
6川端
3畠山
9バレンティンorミレッジ
7雄平
5宮本
2相川
1石川、館山、由規、村中、赤川、ジオ
こんな感じでどうでしょうか?それでは長文失礼しました。

yabby。
2011年11月25日12:17

こんにちは、コメントありがとうございます!
長文にもかかわらずお読みいただけたようで恐縮です。

>投手陣
カープがジオを放出する記事をどこかで読んで驚いた気がするのですが、検索しても見つかりませんでした。
新外国人投手を獲得するようですし、確かにあまってきますね。
今季は18試合に登板して3勝7敗、防御率2.72。勝ち星は決して多くありませんが、まずまず安定した投球だったように思えます。
スワローズに加入すれば、計算できる先発投手として期待できそうです。
中根は、先日の神宮大会でノーノーまであと2人の快投を披露していますね。シーズン最終戦のマエケンと重なります、くらった方ですけど。
ケガさえなければ菅野や藤岡と並ぶ評価を得ていた投手なので、下位指名からの巻き返しも十分ありえますね!

村中のリリーフ転向は面白い案ですね。館山、由規が復帰してきて先発が余るようなら検討に値しそうです。
実績から言えば増渕を回すのが順当そうですが、左腕不足のチーム事情もあります。
赤川も一軍昇格当初はリリーフでしたが、こちらは先発の方が適正ありそう。
物怖じしない性格はリリーフにも向いていると思いますが、どうでしょうか。

トライアウト組ですが、阿部はちょっと起用法がわかりませんね。一軍戦力に何かあった時のバックアップなんでしょうか?
右の中継ぎは一場、山岸、小野寺と補強失敗しているので不安です。
一方、正田は左腕というだけで貴重な存在。「先発としても期待している」そうですが、チーム事情としてはリリーフで起用したいところです。
BCリーグ新潟といえば、今は高津が在籍しています。ぜひともリリーフの心得を伝授してあげてください!

…と、コメントを書いている間に新たな情報が。
前ドラゴンズ・木下達生投手を獲得したとのこと。詳しくは記事で。

>野手陣
正式発表はまだされていませんが、ホワイトセルは解雇で間違いないでしょう。「新外国人獲得がどうにもうまくいかなかった時の保険」ぐらいには考えているのかもしれません。
一塁は宮出もいますし、守るだけなら野口でも大丈夫ですが… 畠山の故障離脱ぐらいは想定しておかないといけませんね。
それ以前に、一塁ばかり三人も欠けるような事態はごめんこうむりたいです。ショートばかり三人も欠けて大騒ぎしたのはつい先日のことですし。
田中浩康は守備力と、けがに強いタフネスぶりは評価できます。しかし二番を打たせるには今季の打率、出塁率は物足りないですね。
ここ数年は一年おきに好不調がきているので、来季は期待できるかもしれません。
森岡は実力も伸びてきていますし、ムードメーカーとしても貴重な存在です。
山田も非常事態だったとはいえ、守備は無難にこなせました。打撃を磨けば、一軍どころかレギュラー争いにも入ってこられそうです。
トライアウトから加入の水田は、一軍定着するならまずは川端の守備固めが主になりそう。

外野手では、記事にも書きましたがバレンティンには期待できないと思っています。
下位打線ならまだしも、畠山の後ろを打たせるには技術不足かと。単に畠山が敬遠される場面が増えるだけだと思います。
飯原や武内は統一球への対応に苦労しただけだと見ているので、今オフ目いっぱい使って練習すれば克服できるのではないでしょうか。
特に飯原は、CSファイナルでの一発がヒントになりそうです。
雄平は面白そうですね!左投手同様左打者も不足していますし、五番か六番に定着すれば言うことありません。武内や飯原、上田と競い合ってもらいたいです。
…外野からの返球で大暴投、は勘弁してもらいたいですねw

また長文になってしまいました、すみません。
懲りずにお読みいただけたのなら幸いです。

それでは、失礼いたします。

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