青木が入札で米挑戦へ 「お手伝いしたい」と社長
2011.11.8 18:47
プロ野球ヤクルトの衣笠剛社長は８日、青木宣親外野手（２９）から今オフにポスティングシステム（入札制度）を利用して米大リーグへ移籍したい、との申し入れがあったことを明らかにした。衣笠社長は「私見としては、お手伝いしたい気持ちはある」と話し、容認の方向性を示した。
衣笠社長によると、青木とは７日夜に会談したという。役員の意見をとりまとめ、１０日には球団としての結論を出す予定。衣笠社長は「大学時代からの夢を実現したいとのことだった。前向きに考えてあげたいが、ヤクルト球団として受け入れるかは協議して決めたい」と話した。
こんにちは、yabby。です。
総括などは鋭意執筆中ですが、そんな中早速ニュースが。
ケガとかなんとかでいつどうなるか分からないのがスポーツ選手の宿命。青木としては、できるだけ早い段階で移籍したかったのは事実なんでしょう。球団も容認する方針のようです。
円高が不安材料になりそうですが、少なくとも入札に応じるチームはありそうです。
青木の判断次第ですが、少し我慢すれば移籍はできそうですね。
さて、スワローズとしては… 痛いなんてもんじゃありませんね。
今季不調だったとはいえ、日本球界最強クラスの一番打者を失うわけですから。
救いは上田、山田が成長してきたこと。青木の域まで行くのは難しいでしょうが、鍛えれば主力として活躍できる選手になりそうです。
青木がつけていた背番号「１」は、しばらく空けておくでしょうね。
スワローズに永久欠番は今のところありませんが、１と２７は「ふさわしい選手が現れるまでつけさせない、永久欠番に準ずる番号」と考えられています。
今のスワローズを見渡しても、１にふさわしい選手は残念ながらいませんので。
さてこうなると、来季の一番打者争いが俄然熱くなってきました。
実績から言えば本命は福地、対抗に上田や山田でしょうか。
走力だけなら三輪も候補に入りますが、相当打力が上がらないと難しいですね。
むしろ、大穴はドラフト３位の比屋根かもしれません。走力は上記４人と比肩しうるレベルだそうですし、打力しだいではマリーンズ・伊志嶺のような活躍を見せてくれそうです。
スワローズにとっては痛い話ですが、ピンチはチャンス。各選手一層の奮起を期待します！
じゃ、また。
（11/11追記）
青木の挑戦が正式に決まったことを伝える新聞記事中で、新外国人選手に関する報道が掲載されていました。
ホワイトソックス傘下３Ａ所属、ラスティング・ミレッジ選手。右投げ右打ちの外野手だそうです。
噂レベルでは名前が挙がっていた選手ですが、報道されるのは初めてですね。
早速、今季成績をチェックしてみましょう。（以下のリンクは英語です。）
Lastings Milledge
http://web.minorleaguebaseball.com/milb/stats/stats.jsp?n=Lastings%20Milledge&pos=OF&sid=milb&t=p_pbp&did=milb&pid=451186
・今季成績
マイナー：123試合 444打数-131安打 .295 12HR 47打点 63三振
メジャー：2試合 4打数-1安打 .250 0HR 0打点 1三振
（参考：移籍直前年度の成績）
バレンティン：116試合 401打数-113安打 .282 25HR 78打点 85三振
デントナ：110試合 419打数-153安打 .365 21HR 79打点 64三振
ココやデントナと比較して、ＨＲ・打点の少なさが目につきます。三振はココより少ないとはいえデントナ並み。
成績を見る限りでは、あんまり期待できないような気がしますが… プレーを見ていないので何とも。
あとは日本向きの性格をしているかどうか、ですかね。
コメント
外野手（特にレフト）が固定されていない複数球団が入札に出る模様ですね。
金銭面は問わない的なコメントをしていたので優勝を狙えない弱小球団も手を出しそう。
来季から本拠地を移転するマーリンズ辺りが“目玉プレーヤー”として獲得するかも？
>ラスティング・ミレッジ
ドレッドヘアの黒人外野手。主にセンターを守ります。
ナショナルズやパイレーツでフルシーズン、中心選手として活躍した実績がありますが
どちらもお荷物球団なので、強豪ホワイトソックスでは出番なしだったようですね。
そもそも、1、2番タイプなのでバレンティンやデントナとは比較できません。
無論、大きいのは望めません。メジャーでも過去2ケタ本塁打は1度だけ。
守備は足を活かしつつも粗さがあり、足も速い方ですが2ケタ盗塁も1度だけ。
打撃も“外国人並みには振り回す”方だと思います。
まだ、26歳という若さ故か、現状では技術ではなく身体能力だけでプレーしてる感じ。
ポテンシャル自体は高いので、“育成しながら”であれば花開くかも、です。
性格は……良いという話は聞きませんね…… 放出された理由がそこなのかも？
まぁ、大体こんな感じ。ネームバリューだけは前述の2選手よりはあるんですがね……
青木の代わりのヒットメーカーと考えるならアリだと思いますよ。
（本人がヒット狙いに徹するならの話ですけど）
毎度毎度、米球界にお詳しい丹依悠。様にはお世話になります。
青木に関しては、よほどのことがない限り移籍と考えていいでしょう。
ミレッジをその代わりとして考えているのかもしれませんが、一番というには打率を始め色々と物足りないですね。
丹依悠。様の解説を読む限り、大きく期待できそうには思えません。
新聞報道によれば、素行にもかなり問題があるとか。日本で大化けするタイプにも見えませんね。
一番打者候補であれば福地や上田などいますので、できれば畠山の後ろを任せられるタイプの打者が欲しいところです。
青木の移籍金が入ったら、本格的に動いたりするんでしょうか…？
それでは、失礼いたします。