こんにちは、yabby。です。前回から間が空いてすみません。
今季のスワローズについて、今日は野手陣。
・キャッチャー
レギュラーは相川で決まりでしょうが、年齢のこともありフル出場は難しそうです。
控え捕手は意外性のある打撃が売りの川本、レギュラー経験豊富な福川。
これに若手の中村、新田、衣川らが挑んでいく構図になります。
特に、今年3年目を迎える中村には、以前から注目していました。
おととしは高卒ルーキーながら一軍出場を果たし、ジャイアンツ・鈴木の二盗を阻止するなど、能力を発揮しました。
昨年はファームで85試合に出場、二軍の正捕手には定着できたようです。
今年はいよいよ一軍定着がテーマになってきそうですが、そのためには打撃力の向上やリード面の改善など、まだまだ課題も多そうです。
相川の引退後には正捕手候補に名乗りをあげるべき選手ですので、今年をそのきっかけをつかむ年にしてもらいたいですね!
・ファースト
基本はホワイトセルで決まりでしょう。故障時や交流戦でDH制の時などは、武内が守ることもありそうです。
武内は守備がいいだけに、もう一歩打撃開眼してくれればレギュラーで問題ないのですが。
・セカンド
田中浩康。控えは野口や森岡などですが、浩康との差はかなり大きいかと。
・サード
宮本で決まり… と言いたいところですが、昨年はかなり衰えが目立ちました。
打率を2分ほど落としたのに加え、エラーは09年の3個から12個に激増。入団2年目、96年以来の二桁失策です。
あと2年ほどフル出場すれば2000本安打を達成できる宮本ですが、今年が正念場と言えるでしょう。
宮本の場合は内野手をまとめるリーダーの役割もありますので、成績が落ちたからと言っておいそれと動かしたくないのところなんですが…
宮本に代わって三塁を守る可能性があるのは、畠山か川端になるでしょうか。
畠山は長打を打てることが魅力であり、川端はシュアな打撃と足が魅力です。
しかしいずれも守備に難があり、宮本の出番が全くなくなることはなさそうです。
現状の打線を考えれば、長打力のある畠山が一歩リードでしょうか。
・ショート
内野では一番の激戦区になりそうです。
昨季中盤からは川端がレギュラーに定着しましたが、今季はおととしのレギュラー・川島慶三とのポジション争いになります。
これに鬼崎や荒木、藤本らも加わり、近年まれにみる激戦です。
各選手を見ると、川端はシュアな打撃と足が魅力。長打力には欠け、守備もやや劣ります。
足が速いわりに昨季は盗塁0ですが、これは8番という打順の影響が強そうです。
慶三は09年に12本塁打したパンチ力と足、強肩が売り。反面打率は低く、エラーも多いです。
鬼崎は守備範囲の広さと堅実さが長所ですが、打撃では大きく劣ります。
守備でも時々「やらかし」をしてしまうのが問題ですね。
荒木はどの項目もバランスがいい選手ですが、逆に言えばこれといったアピールポイントがまだありません。
まずは守備を徹底的に磨くことが、レギュラーへの近道かもしれませんね。
藤本は昨季前半レギュラーでしたが、62試合で11失策というのは…
昨年椎間板ヘルニアの手術を受けたこともあり、今季はかなり後方からのスタートになります。
経験値では一番なので、頑張ってもらいたいですね。
こう見てくると、川端と川島慶三が一歩リード、荒木がそれに続く感じでしょうか。
川島慶三の故障がどれほど回復しているかが分からないので、今のところは川端をレギュラーに推しておきます。
さてショートといえば、ドラフト1位の大型新人・山田哲人も、いずれはポジションを争う可能性がある存在です。
高卒ルーキーなので、いきなり開幕一軍とか即スタメンといったことにはならないかと思いますが、数年後にはレギュラー争いに入ってくれるでしょう。
近畿出身の大型遊撃手ということで、スワローズファンとしてはどうしても池山さんとかぶせてしまいますね。
しかもその池山さんは、今年からファームの打撃コーチに就任。大いに縁を感じます。
池山さんのようなスターになることができるか、しっかり見ていきたいと思います。
・外野
こちらも激戦区。
とはいえセンター・青木は確定でしょうから、残る2ポジションを巡る争いになります。
まずは、新外国人選手・バレンティンから。
獲得報道があった時にも書きましたが、アメリカ時代の成績を見る限り、守備は期待できそうですが打撃にはあまり期待できないのかもしれません。
そこらへんを何とかできると思ったから獲得に踏み切った、という可能性もありますので、しばらくは期待半分・不安半分で見ていきたいと思います。
スタメンで起用するなら、6番か7番といったところでしょうか。
アメリカでは主にライトだったので、日本でもライトを守ることになりそうです。
残るレフトですが、飯原と畠山が突出していますね。
どちらも昨季、小川監督代行の元でブレイクのきっかけをつかみ、並々ならぬ決意で今季に臨んでいると思います。
守備力の高い飯原が総合力でややリードですが、畠山のパワーも捨てがたいです。
バレンティンが少しでもつまずくようなら、ライト飯原・レフト畠山になってもおかしくありませんね。
畠山はサードやファーストに回る可能性もありますし、なかなか難しいところです。
これに加えて、バファローズから濱中、イーグルスから宮出を獲得しました。
どちらも右の代打として一軍定着、さらにはレギュラーを虎視眈々と狙っています。
飯原や畠山の壁は厚いですが、何かあればレギュラーを奪えるだけのポテンシャルは持っていると思います。
とはいえ、まずは控えからのスタートになりそうですね。
他の選手で言うと、福地は昨季同様「代走の切り札」として使われそうです。
ユウイチや高井は左の代打として期待されますが、レギュラーにはもう一歩何か欲しいところです。
上田は足がセールスポイントですが、福地の技術を超えるのは容易ではありません。
打撃を磨いて、代打でも起用できるようになると一軍定着が見えそうです。
ガイエルは年齢もあり、ちょっと厳しそうですね…
ドラフト6位の川崎は、足と守備がセールスポイントだそうです。
畠山がレフトに定着した場合、そのバックアップ要員として最適なんですが、新人合同自主トレではヒジ痛が完治してないとのことで別メニュー。不安が残りました。
以上を踏まえて、今季の予想スタメンはこんな感じに。
(中)青木
(遊)川端
(二)田中浩
(一)ホワイトセル
(三)畠山
(左)飯原
(右)バレンティン
(捕)相川
小川監督は「二番・ショート」を理想としているそうなので、それに従って川端を起用。
今まで二番だった浩康は一つ下げ、「つなぎの三番」になってもらいます。
きちんと回れば、他の球団に負けない打線になると思うのですが… いかがでしょうか?
今日はこの辺で。
次回は順位予想を書きたいと思っていますが、色々あって少し後になりそうです。
コバヒロのタイガース入団とかで、戦力分析も見直さないと…
じゃ、また。
*追記*
「二番・ショート」に関して、小川監督が述べた記事を貼っておきます。
このことについては説明不足だったようです。失礼いたしました。
詳しくは、私のコメントを参照ください。
今季のスワローズについて、今日は野手陣。
・キャッチャー
レギュラーは相川で決まりでしょうが、年齢のこともありフル出場は難しそうです。
控え捕手は意外性のある打撃が売りの川本、レギュラー経験豊富な福川。
これに若手の中村、新田、衣川らが挑んでいく構図になります。
特に、今年3年目を迎える中村には、以前から注目していました。
おととしは高卒ルーキーながら一軍出場を果たし、ジャイアンツ・鈴木の二盗を阻止するなど、能力を発揮しました。
昨年はファームで85試合に出場、二軍の正捕手には定着できたようです。
今年はいよいよ一軍定着がテーマになってきそうですが、そのためには打撃力の向上やリード面の改善など、まだまだ課題も多そうです。
相川の引退後には正捕手候補に名乗りをあげるべき選手ですので、今年をそのきっかけをつかむ年にしてもらいたいですね!
・ファースト
基本はホワイトセルで決まりでしょう。故障時や交流戦でDH制の時などは、武内が守ることもありそうです。
武内は守備がいいだけに、もう一歩打撃開眼してくれればレギュラーで問題ないのですが。
・セカンド
田中浩康。控えは野口や森岡などですが、浩康との差はかなり大きいかと。
・サード
宮本で決まり… と言いたいところですが、昨年はかなり衰えが目立ちました。
打率を2分ほど落としたのに加え、エラーは09年の3個から12個に激増。入団2年目、96年以来の二桁失策です。
あと2年ほどフル出場すれば2000本安打を達成できる宮本ですが、今年が正念場と言えるでしょう。
宮本の場合は内野手をまとめるリーダーの役割もありますので、成績が落ちたからと言っておいそれと動かしたくないのところなんですが…
宮本に代わって三塁を守る可能性があるのは、畠山か川端になるでしょうか。
畠山は長打を打てることが魅力であり、川端はシュアな打撃と足が魅力です。
しかしいずれも守備に難があり、宮本の出番が全くなくなることはなさそうです。
現状の打線を考えれば、長打力のある畠山が一歩リードでしょうか。
・ショート
内野では一番の激戦区になりそうです。
昨季中盤からは川端がレギュラーに定着しましたが、今季はおととしのレギュラー・川島慶三とのポジション争いになります。
これに鬼崎や荒木、藤本らも加わり、近年まれにみる激戦です。
各選手を見ると、川端はシュアな打撃と足が魅力。長打力には欠け、守備もやや劣ります。
足が速いわりに昨季は盗塁0ですが、これは8番という打順の影響が強そうです。
慶三は09年に12本塁打したパンチ力と足、強肩が売り。反面打率は低く、エラーも多いです。
鬼崎は守備範囲の広さと堅実さが長所ですが、打撃では大きく劣ります。
守備でも時々「やらかし」をしてしまうのが問題ですね。
荒木はどの項目もバランスがいい選手ですが、逆に言えばこれといったアピールポイントがまだありません。
まずは守備を徹底的に磨くことが、レギュラーへの近道かもしれませんね。
藤本は昨季前半レギュラーでしたが、62試合で11失策というのは…
昨年椎間板ヘルニアの手術を受けたこともあり、今季はかなり後方からのスタートになります。
経験値では一番なので、頑張ってもらいたいですね。
こう見てくると、川端と川島慶三が一歩リード、荒木がそれに続く感じでしょうか。
川島慶三の故障がどれほど回復しているかが分からないので、今のところは川端をレギュラーに推しておきます。
さてショートといえば、ドラフト1位の大型新人・山田哲人も、いずれはポジションを争う可能性がある存在です。
高卒ルーキーなので、いきなり開幕一軍とか即スタメンといったことにはならないかと思いますが、数年後にはレギュラー争いに入ってくれるでしょう。
近畿出身の大型遊撃手ということで、スワローズファンとしてはどうしても池山さんとかぶせてしまいますね。
しかもその池山さんは、今年からファームの打撃コーチに就任。大いに縁を感じます。
池山さんのようなスターになることができるか、しっかり見ていきたいと思います。
・外野
こちらも激戦区。
とはいえセンター・青木は確定でしょうから、残る2ポジションを巡る争いになります。
まずは、新外国人選手・バレンティンから。
獲得報道があった時にも書きましたが、アメリカ時代の成績を見る限り、守備は期待できそうですが打撃にはあまり期待できないのかもしれません。
そこらへんを何とかできると思ったから獲得に踏み切った、という可能性もありますので、しばらくは期待半分・不安半分で見ていきたいと思います。
スタメンで起用するなら、6番か7番といったところでしょうか。
アメリカでは主にライトだったので、日本でもライトを守ることになりそうです。
残るレフトですが、飯原と畠山が突出していますね。
どちらも昨季、小川監督代行の元でブレイクのきっかけをつかみ、並々ならぬ決意で今季に臨んでいると思います。
守備力の高い飯原が総合力でややリードですが、畠山のパワーも捨てがたいです。
バレンティンが少しでもつまずくようなら、ライト飯原・レフト畠山になってもおかしくありませんね。
畠山はサードやファーストに回る可能性もありますし、なかなか難しいところです。
これに加えて、バファローズから濱中、イーグルスから宮出を獲得しました。
どちらも右の代打として一軍定着、さらにはレギュラーを虎視眈々と狙っています。
飯原や畠山の壁は厚いですが、何かあればレギュラーを奪えるだけのポテンシャルは持っていると思います。
とはいえ、まずは控えからのスタートになりそうですね。
他の選手で言うと、福地は昨季同様「代走の切り札」として使われそうです。
ユウイチや高井は左の代打として期待されますが、レギュラーにはもう一歩何か欲しいところです。
上田は足がセールスポイントですが、福地の技術を超えるのは容易ではありません。
打撃を磨いて、代打でも起用できるようになると一軍定着が見えそうです。
ガイエルは年齢もあり、ちょっと厳しそうですね…
ドラフト6位の川崎は、足と守備がセールスポイントだそうです。
畠山がレフトに定着した場合、そのバックアップ要員として最適なんですが、新人合同自主トレではヒジ痛が完治してないとのことで別メニュー。不安が残りました。
以上を踏まえて、今季の予想スタメンはこんな感じに。
(中)青木
(遊)川端
(二)田中浩
(一)ホワイトセル
(三)畠山
(左)飯原
(右)バレンティン
(捕)相川
小川監督は「二番・ショート」を理想としているそうなので、それに従って川端を起用。
今まで二番だった浩康は一つ下げ、「つなぎの三番」になってもらいます。
きちんと回れば、他の球団に負けない打線になると思うのですが… いかがでしょうか?
今日はこの辺で。
次回は順位予想を書きたいと思っていますが、色々あって少し後になりそうです。
コバヒロのタイガース入団とかで、戦力分析も見直さないと…
じゃ、また。
*追記*
「二番・ショート」に関して、小川監督が述べた記事を貼っておきます。
このことについては説明不足だったようです。失礼いたしました。
詳しくは、私のコメントを参照ください。
来季はAKB打線ヤ 小川監督が来季構想
(中日スポーツ 2010年12月30日)
ヤクルトが来季、「AKB打線」でV奪回を目指す-。小川淳司監督(53)の構想では、1番に青木(A)、2番に川端か川島慶(K)、そして3番はチームメートにその風貌から「BOO」と呼ばれ、グラブなどにもそう書き込んでいる畠山(B)が並ぶ。キャンプ終盤からオープン戦にかけてテストする。
小川監督は来季のオーダーについて、「青木は1番打者が一番いい」と固定する考えで、3番も昨季、ひと皮むけた畠山を起用することが濃厚。問題は2番だが、急成長中の川端が第一候補。川端はバントが得意な上、左投手も苦にしない。2番打者も十分にこなせるとみている。一方で、右ひじ手術で、不本意な1年を過ごした川島慶のパンチ力も魅力。故障はほぼ完治。2009年に12本塁打の長打力を生かすため松山秋季キャンプでは意欲的に遊撃の守備練習に取り組んだ。
川端か、川島のいずれかが2番になれば、昨季の2番の田中を5、6番に置き、ポイントゲッターとして活用。打線に厚みを増すことができる。小川監督は「田中はサインなしで打たせると併殺になる可能性がある。本当は2番は左打者がいい」とも話した。
青写真通りなら「AKB打線」が完成する。数々の伝説を残しつつあるAKB48のように、球界に大旋風を起こしたい。 (後藤慎一)
コメント
これを理想とする理由って何なのでようね?
打順とポジションの関係性ってないような気がします……
ちなみに、自分としては下位を打っているイメージです。
小川監督の「二番・ショート」論ですが、別段「常にそれがいい」というわけではないようです。
昨年2番を多く打った田中浩康ですが、出塁率が高く小技も効くものの、右打者だということもあって併殺の多さが弱点です。
実際、昨年の併殺打は15個でチームワースト。
セ・リーグ全体でも、各チームの主軸にまじって7位につけています。
ラミレスやブラゼル、ブランコといったあたりより多いのはいかがなものかと。
こうしたことを踏まえ、小川監督は2番に併殺の可能性が少ない、俊足の左打者を置きたいと思っているようです。
実際、昨年末の新聞報道でも、小川監督は「2番は左打者がいい」と語っています。
これに該当する選手を今のメンバーから探した結果、川端か川島慶三が最も適していそうだ、だから「二番・ショート(川端か川島かは未定)」だ、ということのようです。
もし外野の一角が空き、上田あたりが割って入って二番の適性を見せるようであれば、
別段ショートにこだわらないのかもしれません。
今のメンバーを見る限り、二番に川端か川島が入る形はかなり理想的ではありますが。
正直この件に関しては、私の説明が不足していたようです。失礼いたしました。
ちなみに私としては、ショートといえば宮本や川相、小坂のような二番タイプの印象が強いですね。
一番好きなショートはもちろん池山ですが、あちらは特別ですので。
それでは。