セ・リーグ一塁手は史上初の「該当者なし」=ゴールデングラブ賞
プロ野球の守備に優れた選手を表彰する三井ゴールデングラブ賞が11日に発表された。セ・リーグの一塁手部門は史上初の該当者なしとなった。有効投票数260のうち、該当者なしが140票、ブラゼル(阪神)が86票、内川聖一(横浜)が26票、ブランコ(中日)が8票だった。前田健太(広島)らが初受賞、セ・リーグ優勝の中日からは選ばれなかった。以下はゴールデングラブ賞に選ばれたメンバー一覧。
■セ・リーグ
投手:前田 健太 (広島)
捕手:城島 健司 (阪神)
一塁手:該当者なし
二塁手:平野 恵一 (阪神)
三塁手:宮本 慎也 (ヤクルト)
遊撃手:梵 英心 (広島)
外野手:青木 宣親 (ヤクルト)
外野手:廣瀬 純 (広島)
外野手:赤松 真人 (広島)
■パ・リーグ
投手:涌井 秀章 (西武)
捕手:嶋 基宏 (楽天)
一塁手:小久保 裕紀 (ソフトバンク)
二塁手:田中 賢介 (日本ハム)
三塁手:小谷野 栄一 (日本ハム)
遊撃手:西岡 剛 (ロッテ)
外野手:糸井 嘉男 (日本ハム)
外野手:坂口 智隆 (オリックス)
外野手:栗山 巧 (西武)
今年のゴールデングラブ賞が決まりました。
スワローズからは、宮本と青木が受賞。おめでとうございます。
しかし、宮本は他に適切な選手がいなかっただけのような気がしますし、青木もそこまでうまい方ではないと思います。
記録に残らない、つまらないミスがいくつもあったように記憶しています。
出場試合数が増えれば、そういったことが増えるのも当然ですが。
少なくとも、赤松や廣瀬より得票が多いってのは解せません。
また、今年はセの一塁手が史上初めて「該当者なし」に終わりました。
我がスワローズを始め、固定できなかったチームが多かったのも原因ですね。
そして、もうひとつ。
浩康がまた、受賞を逃してしまいました…
昨年までは荒木の後塵を拝していましたが、今年は平野に3票差で敗れました。
守備範囲の広さ、安定感ともピカイチだと思うのですがねぇ。
「抜ける!ヤバイ!!」という当たりを止めて、勝利に貢献した試合も数知れません。
それから相川も、もっと評価されておかしくないと思います。
肩の強さなども加味されたのかもしれませんが、失策9の城島が126票で失策2の相川が7票はないと思うのですが。
なんか後半、愚痴ばかりになってすみません。
じゃ、また。
コメント
城島に関しては、同じ失策でも勝敗に左右されないミスなのかどうかと、
単純に、接戦でのリードが光ったかどうか、クロスプレーでの本塁死守の割合など
キャッチャーならではの分野で票を集めたと思います。
ケガを押して、これだけの守備で優勝争いに貢献した、という人情票が大半かと。
逆を言えば、下位チームのキャッチャーでゴールデングラブを獲る例は稀です。
(過去に西武がV逸した年に、伊東がゴルデングラブを獲っていない事がある)
イメージだけで言えば、山森雅(元・オリックス)外野手が受賞したのも、
たった1つの世界的に有名なファインプレーをしたからだったと思います。
結局、山森雅は守備には定評がありますけど、受賞したのは一度きりでしたしね。
それで言うなら、自分に投票権があれば、今年のキャッチャーは谷繁に入れますけどね。
宮本、青木もイメージが先行だと思います。
ただ、三塁と外野で得票数が違うのは、三塁が6人に対して外野は18人なので
それだけ票は割れるからでしょうね。
SHINJOが「イメージだけで投票しないで欲しい」と言っていたのは、よくわかります。
それでいて、投手陣と守備力で戦ってきた中日から1人も選ばれていないのは、
中日=守りの野球のイメージ=1人も選出されないのが不思議、というイメージかな、と。
ちょっと、長々と書いてしまいましたが、この辺で失礼しますm(__)m
貴Blogはよく拝見しております。今後ともよろしくお願いいたします。
さて、城島の受賞理由についての考察等、拝読いたしました。
全プレーをきちんとチェックするのはなかなか難しいので、数字を見てあれこれ言うしかないのですが、そういったことも加味されるのですね。
ケガなどもありますが、古田も優勝してない年にはGGを受賞しなかったことがよくありました。
とはいえ、やはり選考基準が明確でないため、納得しづらいものもあります。
ゴールデングラブ賞のサイトには、「三井ゴールデン・グラブ賞は、卓越した守備によりチームに貢献し、プロの技術を発揮したプレーを基準として選出された「守備のベストナイン」を表彰するものです。」とあります。
「チームに貢献し」であって「チームの勝利に貢献し」ではないので、下位チームから選ばれても問題ないように思うのですが。
やはり勝利に貢献していないと、「チームに貢献し」とは言えないのでしょうか。
プロスポーツである以上、仕方ないことなんですかね。
「イメージだけで投票するな」も「イメージだけであれこれ批判するな」も、主張としてはよく分かります。
ファンはイメージ+成績表でどうこう言うしかないだけに、それ以上の情報をたくさん持った記者さんたちの投票を信用するしかないのですが、完全に信用できるかと言うと疑問です。
某R外野手やS外野手に投票した方とか、何をもって投票したのか、何をもって他の選手に投票しなかったのか… 一度聞いてみたいですね。
それにしても、山森選手!懐かしいですね。
小学生だったこともあり、当時きちんと見た記憶はないのですが、何度見てもすごいプレーです。
山森はレギュラーに定着していたわけではなかったので、86年の受賞が特例だったのかもしれません。
今年はカープの赤松と天谷がホームランキャッチをしましたが、赤松が受賞して天谷が逃したのも興味深いところです。
ホームランキャッチは今や、そこまで評価されるプレーでもないのでしょうか?
まぁ、最近はフェンスの低い球場自体が稀ですけど。
このあたりで失礼します。それでは。
難しいところですが、キャッチャーが「チームに貢献」しているのであれば、
「そのチームは勝っている」というぐらい見方が特別なポジションかも知れません。
どんなにエラーしなくても、盗塁阻止率が高くても、本塁のブロックが鉄壁でも、
負け球団=投手陣は(打線の援護がない限り)お粗末=キャッチャーのリードに一責、
となってしまうのではないかと。
それこそ、古き時代では、優勝キャッチャーへのご褒美のような扱いで、
ゴールデングラブ賞は存在してましたからね……
少なくともBクラスの球団から選出された記憶はあまりないです。
1年目の古田が受賞(チームは5位)ぐらいですかね。
>ホームランキャッチ
天谷はそもそも赤松、廣瀬に比べると守備では劣りますので、妥当かなと思います。
知人の何人かの広島ファンをして、「天谷はそこまで上手くない」との事。
音選手(元・中日~広島~中日)のホームランキャッチは、
テレビCMの映像に使われるほど、当時はド肝を抜かれましたが、やはり受賞してます。
ただ、山森雅や音のように、捕球の仕方が今後お目にかかれないレベルのものなら
そのワンプレーでも受賞の可能性はあるのかも知れません。