燕の2008(野手編)。
2008年12月10日 プロ野球(東京ヤクルトスワローズ中心)お待たせしました。2008年の分析と来年の展望を書いてみたいと思います。
今回は野手編です。データは下記URL(yahoo!の成績データ)参照。
http://baseball.yahoo.co.jp/npb/player?t=b&c=2
*捕手*
ここ数年、古田に衰えが見られてからずっと悩んできたポジションです。
今季の最多出場は福川ですが、お世辞にも活躍したとは言えません。
特に、福川と川本は三振が多いのが気になります。
ここで、比較対象として「ブンブン丸」こと池山先生を例にとってみましょう。
89年に池山・広沢・パリッシュで年間400三振したことがありましたが、その時の池山が540打席(484打数)で141三振。
三振率(三振数÷打数)は.291となります。通算では1440÷5811=.248ですね。
他方今季の福川は59÷241=.245、川本は50÷154=.325です。
同じく三振が多い印象のガイエルは.249、チームで今季三振数トップの福地は.186です。
青木に至っては.106。この数字はさすがですねぇ。
話が逸れましたが、ともかくこの2人の三振数はちょっといただけません。
8番を打つことが多いため、例えば一死三塁で回ってきた時に三振してしまうと厳しいです。
ウッズや中村剛也も三振率は高いですが、あれだけの強打者なら仕方ないでしょう。
古田を見習って、配球を自分の打撃に生かす努力が欲しいところですね。
相川が獲得できれば数年は大丈夫かもしれませんが、年齢を考えるとそう長くはできないでしょう。
その間に川本・衣川・米野あたりの成長に期待したいところです。ルーキーの新田も期待大。
ちなみに相川の三振率は.170です。
*内野手*
どのポジションも激戦ですね。
一塁:まずデントナありき。ダメなら畠山・武内・ユウイチ・宮出、場合によっては福地も。
二塁:田中浩で確定、と思いきや打順降格などもあってそこまで固定ではないかも。
三塁:畠山か宮本か?野口や吉本が割って入ってくるようなら面白いですね。
遊撃:川島慶が一歩リード。しかし川端の成長に加え、森岡の加入で俄かにヒートアップしてきました。さらに梶本や鬼崎も逆襲の機会を窺っています。
デントナはどうしても必要な戦力。4番で3割・30発・100打点いければ大きいですね。
田中浩はどうやら、高田監督の期待したプレーができなかった様子。ほぼフル出場を続けている選手ですが、来季は安穏としていられないかも。
畠山は今季大きくブレイクしましたが、三塁を任せるにはやはり守備がネック。
デントナの三塁守備は期待できないようですから、畠山が生き残るには更なるレベルアップが必要になります。
宮本を外してでも使いたい、また使えると思わせるだけの大きなアピールが必要ですね。
その宮本は、三塁の来季用グラブを発注したとのこと。遊撃には戻らないつもりのようです。
確かに宮本の存在は重要ですし、畠山とどちらがいいかは… 難しいですねぇ。
川島慶は二番・遊撃になりそうですが、今季の犠打は19と宮本より少ないです。来季はバントをもっと磨いて欲しいですね。
レギュラー陣以外で特に期待したいのは、やはり森岡。「戦力外で移籍なのに年俸アップ」というエピソードからも期待の大きさが窺えます。いきなりレギュラー奪取まであるかも。
*外野手*
来季は左翼福地、中堅青木、右翼飯原でとりあえず決まりでしょう。
今季は左翼飯原・右翼福地でしたが、高田監督は肩の強さを考えてこうしたいようです。
福地はマークがきつくなるのは間違いありませんが、一年通して一番を任せたいですね。
青木はプレーについては文句なし。中心選手としてキャプテンシーを発揮してほしいです。
飯原は来季5番を任されそう。デントナを生かすも殺すも飯原次第、となりそうです。
武内・ユウイチはまず左の代打から一塁か外野のレギュラーを狙うことになりそう。
この2人は和製大砲候補ですから、うまく割って入ってほしいところです。
一方凋落が激しいのが宮出。数年前は20本打ったのですが…
志田は今季と同じような使われ方(右の代打・代走・守備固め)になるでしょう。
ガイエルは… 要るの?現状では「デントナが空振った時の控え」以上ではないですね。
期待の若手は上田・中尾。
上田はフレッシュオールスターにも出ましたし、早くもファームではレギュラー格です。
中尾はオープン戦好調だったんで、春先の怪我がなければ一軍定着まで行けたかも。
2人とも来季はまず一軍に再挑戦からですね。チャンスは十分あると思います。
今日はここまで。次回は投手編をお送りする予定です。
じゃ、また。
今回は野手編です。データは下記URL(yahoo!の成績データ)参照。
http://baseball.yahoo.co.jp/npb/player?t=b&c=2
*捕手*
ここ数年、古田に衰えが見られてからずっと悩んできたポジションです。
今季の最多出場は福川ですが、お世辞にも活躍したとは言えません。
特に、福川と川本は三振が多いのが気になります。
ここで、比較対象として「ブンブン丸」こと池山先生を例にとってみましょう。
89年に池山・広沢・パリッシュで年間400三振したことがありましたが、その時の池山が540打席(484打数)で141三振。
三振率(三振数÷打数)は.291となります。通算では1440÷5811=.248ですね。
他方今季の福川は59÷241=.245、川本は50÷154=.325です。
同じく三振が多い印象のガイエルは.249、チームで今季三振数トップの福地は.186です。
青木に至っては.106。この数字はさすがですねぇ。
話が逸れましたが、ともかくこの2人の三振数はちょっといただけません。
8番を打つことが多いため、例えば一死三塁で回ってきた時に三振してしまうと厳しいです。
ウッズや中村剛也も三振率は高いですが、あれだけの強打者なら仕方ないでしょう。
古田を見習って、配球を自分の打撃に生かす努力が欲しいところですね。
相川が獲得できれば数年は大丈夫かもしれませんが、年齢を考えるとそう長くはできないでしょう。
その間に川本・衣川・米野あたりの成長に期待したいところです。ルーキーの新田も期待大。
ちなみに相川の三振率は.170です。
*内野手*
どのポジションも激戦ですね。
一塁:まずデントナありき。ダメなら畠山・武内・ユウイチ・宮出、場合によっては福地も。
二塁:田中浩で確定、と思いきや打順降格などもあってそこまで固定ではないかも。
三塁:畠山か宮本か?野口や吉本が割って入ってくるようなら面白いですね。
遊撃:川島慶が一歩リード。しかし川端の成長に加え、森岡の加入で俄かにヒートアップしてきました。さらに梶本や鬼崎も逆襲の機会を窺っています。
デントナはどうしても必要な戦力。4番で3割・30発・100打点いければ大きいですね。
田中浩はどうやら、高田監督の期待したプレーができなかった様子。ほぼフル出場を続けている選手ですが、来季は安穏としていられないかも。
畠山は今季大きくブレイクしましたが、三塁を任せるにはやはり守備がネック。
デントナの三塁守備は期待できないようですから、畠山が生き残るには更なるレベルアップが必要になります。
宮本を外してでも使いたい、また使えると思わせるだけの大きなアピールが必要ですね。
その宮本は、三塁の来季用グラブを発注したとのこと。遊撃には戻らないつもりのようです。
確かに宮本の存在は重要ですし、畠山とどちらがいいかは… 難しいですねぇ。
川島慶は二番・遊撃になりそうですが、今季の犠打は19と宮本より少ないです。来季はバントをもっと磨いて欲しいですね。
レギュラー陣以外で特に期待したいのは、やはり森岡。「戦力外で移籍なのに年俸アップ」というエピソードからも期待の大きさが窺えます。いきなりレギュラー奪取まであるかも。
*外野手*
来季は左翼福地、中堅青木、右翼飯原でとりあえず決まりでしょう。
今季は左翼飯原・右翼福地でしたが、高田監督は肩の強さを考えてこうしたいようです。
福地はマークがきつくなるのは間違いありませんが、一年通して一番を任せたいですね。
青木はプレーについては文句なし。中心選手としてキャプテンシーを発揮してほしいです。
飯原は来季5番を任されそう。デントナを生かすも殺すも飯原次第、となりそうです。
武内・ユウイチはまず左の代打から一塁か外野のレギュラーを狙うことになりそう。
この2人は和製大砲候補ですから、うまく割って入ってほしいところです。
一方凋落が激しいのが宮出。数年前は20本打ったのですが…
志田は今季と同じような使われ方(右の代打・代走・守備固め)になるでしょう。
ガイエルは… 要るの?現状では「デントナが空振った時の控え」以上ではないですね。
期待の若手は上田・中尾。
上田はフレッシュオールスターにも出ましたし、早くもファームではレギュラー格です。
中尾はオープン戦好調だったんで、春先の怪我がなければ一軍定着まで行けたかも。
2人とも来季はまず一軍に再挑戦からですね。チャンスは十分あると思います。
今日はここまで。次回は投手編をお送りする予定です。
じゃ、また。
コメント